【コラム】ライオンズクラブの歴史(海外と日本)-岡山すばるライオンズクラブ

ライオンズクラブは、1917年にアメリカ合衆国で設立され、現在では世界最大級の奉仕団体として知られています。その活動は視覚障がい者支援や地域社会の発展など多岐にわたり、世界中で高い評価を受けています。日本においても、1952年に最初のクラブが結成されて以来、全国的に広がりを見せています。

ライオンズクラブの国際的な歴史

設立の背景と初期の展開

1917年、シカゴの実業家メルビン・ジョーンズは、ビジネスの成功だけでなく、社会全体の向上に寄与する組織の必要性を感じ、全国のビジネスクラブに呼びかけました。その結果、6月7日に9州27のクラブの代表者がシカゴに集まり、ライオンズクラブ協会が設立されました。同年10月8日には第1回大会が開催され、組織としての基盤が築かれました。

国際化への歩み

設立からわずか3年後の1920年、カナダのウィンザー市に最初の海外クラブが結成され、ライオンズクラブは国際的な組織となりました。その後、1927年にはメキシコ、1950年代から1960年代にかけてはヨーロッパ、アジア、アフリカへと拡大し、世界的な奉仕団体としての地位を確立していきました。

sw-lionsclubs.org

視覚障がい者支援への取り組み

1925年、オハイオ州シーダーポイントで開催された国際大会で、ヘレン・ケラーがライオンズクラブに対し「暗闇と闘う盲人の騎士」となるよう呼びかけました。これを契機に、視覚障がい者への支援活動や失明予防を目的とした視力プログラムが組まれるようになりました。

日本におけるライオンズクラブの歴史

最初のクラブの誕生

日本で最初のライオンズクラブは、1952年3月21日に東京で結成されました。これは、フィリピンのマニラ・ライオンズクラブの支援によるもので、日本は世界で35番目のライオンズ国となりました。当時、フィリピンでは戦争の影響で反日感情が強かった中での支援は、ライオニズムの精神を示す象徴的な出来事でした。

thelion-mag.jp

全国への広がり

東京ライオンズクラブの設立後、同年中に横浜ライオンズクラブが結成され、翌年には神戸、大阪、松山、京都など各地でクラブが設立されました。これにより、日本国内でのライオンズクラブのネットワークが急速に拡大していきました。

lions330-b.gr.jp

国際大会の開催と会員数の増加

1969年には、東京で国際大会が開催され、日本のライオンズクラブの存在感が国際的に高まりました。その後も会員数は増加し、1973年には日本の会員数が5万人に達し、クラブ数も1,000を超えるなど、組織としての成長を遂げました。

lionsclubs.or.jp

現在の活動状況

現在、日本のライオンズクラブは全国で約3,300のクラブが存在し、地域社会のニーズに応じた多様な奉仕活動を展開しています。視覚障がい者支援、青少年育成、環境保全、災害支援など、その活動は多岐にわたり、地域社会の発展と福祉向上に寄与しています。私たちのような新たなクラブも続々と創立されています!

tokyo-lionsclub.org

まとめ

ライオンズクラブは、1917年の設立以来、世界中で奉仕活動を展開し、地域社会の発展に寄与してきました。日本においても、1952年の最初のクラブ設立から現在に至るまで、その活動は広がりを見せ、多くの人々の生活に貢献しています。今後もライオンズクラブの理念である「We Serve(われわれは奉仕する)」のもと、さらなる発展が期待されます。

岡山すばるライオンズクラブ

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