【大会】第107回ライオンズ・インターナショナル オーランド国際大会に参加いたしました
We Serve ― 地域から世界へ。
認証間もない岡山すばるライオンズクラブ(336-B地区)は、2025年7月13日~17日に米国フロリダ州オーランドで開催された第107回ライオンズ・インターナショナル国際大会に、上原太一会長(L. Uehara)を代表として派遣しました。世界中のライオンズ/レオが一堂に会し、奉仕の成果をたたえ、次年度へ向けたビジョンを共有するこの国際大会は、当クラブにとって初のグローバル舞台参加となる歴史的な機会となりました。
概要
- 開催期間:2025年7月13日(日)~17日(木) ※現地日程
- 開催地:オレンジ・カウンティ・コンベンションセンター(OCCC)、フロリダ州オーランド/周辺会場
- 主な公式日程:登録受付・展示ブース(13日~)、インターナショナル・パレード&ビジネスセッション(14日)、日本ライオンズ代議員朝食会・開会式(15日)、第2日総会/基調講演(16日)、閉会式・国際会長交代式(17日)
- 参加目的:世界の奉仕潮流と最新プログラムの把握、クラブ運営に活かすネットワーキング、会員増強(Mission 1.5)とデジタル活用の学び収集、336-B地区内外のメンバーとの連携強化。

岡山すばるライオンズクラブからの参加意義
岡山すばるライオンズクラブは2025年2月28日に正式認証を受けた新しいクラブです。設立理念である「地域に根ざし、未来へ続く奉仕」を実現する上で、国際レベルでの視野とつながりは不可欠と考え、会長自らが現地で情報収集・対外交流を行いました。とりわけ本大会で重点化されたMission 1.5(会員増強)などのテーマは、新規クラブが持続的に成長していくうえで極めて示唆に富む内容でした。
今回の国際大会には、336複合地区を代表する各ガバナーとともに行動を共にし、情報交換の場やライオンズクラブとはどういうものであるのかの知識を得るなど、大変貴重な機会となりました。

日程別ハイライト
以下、参加をしていない日程もありますが、ダイジェストでご報告します。
7月13日(日)登録受付開始・展示ブースオープン
大会登録がスタート。展示エリアでは各国ブースに加え、ヘレン・ケラー演説100周年記念展示、平和ポスター国際入賞作品コーナー(日本作品展示あり)、および翌年開催地「香港大会」早期登録コーナーがありました。
7月14日(月)インターナショナル・パレード&ビジネスセッション
各国が民族衣装や創意工夫のコスチュームで参加し、沿道・通路から多くの観客が声援を送りました。日本勢(OSEAL第5会則地域)は終盤の出番。揃い踏みし、大きな注目を集めました。
午後のビジネスセッションでは、翌日以降の代議員投票にかかる国際役員候補者紹介と会則改正案説明が実施。夜はインターナショナル・ショー(ラテンダンス/Celebrate Latin Culture)が行われたと報告されています。
7月15日(火)日本ライオンズ代議員朝食会/開会式/各種セミナー
早朝開催の日本ライオンズ代議員朝食会には全国から300名超が参加し、情報共有と結束確認の場となりました。午後からの**開会式(West Hall)**はテーマパーク都市オーランドらしく華やかで、人気キャラクターの登場に会場が沸騰。国際会長年次報告、世界各国旗セレモニー、平和ポスター/作文コンテスト受賞者紹介、国際役員インスタレーションなど公式プログラムが続き、正式に大会開幕が宣言されたと報告されています。
7月16日(水)第2日総会・基調講演・LCIF年次報告
基調講演にはオリンピック水泳の伝説的金メダリスト マイケル・フェルプス氏 が登壇し、挑戦とメンタルヘルスの重要性、支えあうコミュニティの価値について語りました。
7月17日(木)閉会式・国際会長交代式/香港大会へ
大会最終日は、2年目を終えたMission 1.5の成果振り返りと功労表彰、そして次期開催地**香港(2026年7月3~7日)**への大会旗引き継ぎが行われました。歴代国際会長が見守る厳粛な式典の中、**インド出身 A.P. シン国際会長(2025-2026年度)**が就任。日本から立候補していた2名の国際理事候補も新理事として登壇しました。閉幕と同時にライオンズクラブは新年度へ移行—当クラブも国際大会で得た学びを持ち帰り、地域奉仕と会員拡大に活かしてまいります。

国際大会の主要インサイトと当クラブへの示唆
以下、岡山すばるライオンズクラブの今後の運営視点で整理しました。
1. Mission 1.5と“招かれる体験”づくり
- 会員拡大は単なるリクルーティングではなく、「あなたが必要」感を伝える個別アプローチが国際本部でも強調。
- 小規模/新規クラブこそ、入会前体験(奉仕イベントお試し参加、オンライン説明会)が効果的。
2. メンタルヘルスとウェルビーイング支援
- 青少年支援・スクールプログラムにメンタルヘルス教育を組み込む動き。
- ライオン自身のメンタルケア(傾聴トレーニング、ピアサポート)も話題に。
3. デジタル記録は“未来の財産”
当クラブの設立趣意にもある「伝える/残す」の実践を後押しする具体ツール(写真アーカイブ、活動ダッシュボード、エリア別ニーズマップなど)が国際展示で確認できました。立ち上げ期だからこそ、初年度から体系的アーカイブを整備する好機です。
4. LCIFの重要さ
- 改めて会員に寄付の大切さを募る。
会長コメント(帰国報告抄)
世界中のライオンズが同じスローガン We Serve のもとに集まる光景に圧倒されました。創立まもない私たち岡山すばるLCにとって、国際規模でのネットワークと最新の奉仕トレンドに直接触れられたことは、何年分もの学びに相当します。「誰かが自分を誘ってくれたから、今ここにいる」というメッセージは心に残りました。私たちも地域の誰かを次の一歩へ誘えるクラブでありたい——そう強く感じています。また、LCIFなどの活動をする目的・意義を改めて考えることもそうですが、「何のためのライオンズクラブなのか・何のための奉仕活動なのか。"Serve"するための人として、自他ともに『誇れる』人になりたい」と感じる機会でした。(会長 上原太一)

参加していただいたみなさん、ありがとうございました。
長距離の移動は大変お疲れ様でした。
2024-2025年度のガバナー4名と素晴らしい時間を共有できよかったと思います。
こういった経験はなかなかできないと思います。
何のためのライオンズクラブなのかを考えさせられる良い機会でした。
上原正樹