【コラム】私たちが視力支援に情熱を注ぐ理由

駅前や街頭で、「盲導犬育成へのご協力をお願いします!」と声を張るライオンズクラブのメンバーを見たことがある方は多いと思います。

献血と並び、私たちが最も力を入れているボランティアの一つが、盲導犬の育成やアイバンクへの登録推進といった「視力(目)の支援」です。なぜ、ライオンズクラブはこれほどまでに目の支援に情熱を注ぐのでしょうか?
その理由は、約100年前の「一人の女性との固い約束」にあります。

1925年、すべてを変えた伝説のスピーチ

「ライオンズの皆様。あなた方は『暗闇と闘う盲人の騎士(Knights of the Blind in the crusade against darkness)』となってはくださらないでしょうか」

▶︎ 一般社団法人日本ライオンズ 公式サイト(視力保護)

1925年、アメリカのオハイオ州で開催されたライオンズクラブの国際大会。そこに特別ゲストとして登壇したのが、見えない、聞こえない、話せないという三重苦を乗り越えた社会福祉活動家、ヘレン・ケラーでした。

彼女はスピーチの中で、視覚障害者が直面している過酷な現実を語り、ライオンズクラブのメンバーに向けて力強く支援を呼びかけました。この魂の震えるようなスピーチに深く感銘を受けたライオンズクラブは、彼女の提案をその場で満場一致で受諾。以来、視力保護と盲人支援は、世界中のライオンズクラブにとって最も重要な使命(ミッション)となったのです。

現代に受け継がれる「光を届ける」3つのアクション

ヘレン・ケラーとの約束から約100年が経った今も、その精神は私たち岡山すばるライオンズクラブを含む、世界中のクラブに脈々と受け継がれています。具体的な支援の形は、時代と共にさらに大きく広がっています。

1. 盲導犬の育成と普及支援

視覚に障害を持つ方々が、安全に、そして自由に社会参加を果たすための「希望の光」となる盲導犬。しかし、一頭の盲導犬を育成するには多大な時間と費用がかかり、日本ではまだまだ数が足りていません。私たちは街頭募金やチャリティイベントを通じて資金を集め、盲導犬育成施設への寄付を継続的に行っています。

▶︎ 公益財団法人 日本盲導犬協会 公式サイト

2. アイバンク活動(角膜移植)の推進

角膜の病気により視力を失った方が、再び光を取り戻すための唯一の医療が「角膜移植」です。ライオンズクラブは、ドナー(提供者)の登録を呼びかける啓発活動や、アイバンク財団への支援を全国規模で行い、一人でも多くの方が光を取り戻せるよう活動しています。

▶︎ 公益財団法人 日本アイバンク協会 公式サイト

3. 発展途上国での「失明予防プロジェクト」

世界では、白内障などの「治療可能な病気」であるにもかかわらず、医療環境や貧困が原因で失明してしまう人々が数え切れないほどいます。ライオンズクラブは国際的な基金(LCIF)を通じて「視力ファースト(SightFirst)」というプログラムを展開し、発展途上国での眼科病院の建設や、眼科医の育成、無料で受けられる白内障手術の提供など、地球規模での視力支援を行っています。

▶︎ ライオンズクラブ国際財団(LCIF)公式サイト

あなたも、「暗闇と闘う騎士」の一員に

街頭で募金箱を持ったり、ドナー登録のパンフレットを配ったりする私たちの活動は、派手ではないかもしれません。しかし、その地道な一歩一歩が、確実に誰かの「光」となっています。

1925年にヘレン・ケラーと交わした約束。私たちはこれからも「暗闇と闘う騎士」としての誇りを胸に、地域社会へ奉仕し続けていきます。

純粋な「社会貢献の輪」に加わってみませんか?

「自分も何か、世の中の役に立つことがしたい」「純粋なボランティア活動に参加してみたい」という温かい想いを持つ方を、私たちは心からお待ちしています。

岡山すばるライオンズクラブでは、情報収集のためのご相談やご見学をいつでも歓迎しています。「絶対に入会しなければいけない」といった無理な勧誘は一切ありません。
まずは私たちの活動を通じてライオンズの空気感を知っていただき、もしご自身のスタイルに合えば一緒に活動するのも大歓迎ですし、「他のクラブも見てみたい」ということであれば、喜んで情報提供させていただきます。「ちょっと話を聞いてみたい」という気軽な気持ちで、ぜひお問い合わせください。

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